あなたには見えていても・・・
「あなたと、あなたのサイトを訪れる訪問者は、別の人間である」
はい、年明けから失礼しました(^ ^;
誰だって分かっていることですね。分かりきったことを書いてしまいました。
では、こちらは、どうでしょう?
「あなたが使っているパソコンのディスプレイ(モニタ画面)と、訪問者が使っているディスプレイは、同じものとは限らない」
これも当たり前のことです。でも、たまに忘れてしまうことがあります。
「あなたの視力と、訪問者の視力は、同じとは限らない」
これも、ウッカリ忘れてしまうことがありますね。
あなたには見えていても、訪問者には見えないかも??
だいぶ前の話ですが・・・以前働いていたWeb制作会社でのエピソード。
私がディレクションを担当していたサイトのページを、年下の若いデザイナーと作っていたときのことです。
デザイナーが、ページのラフデザインを送ってきました。
それを見てみると・・・
「んっ??」
重要なリンクが、ページ右下の目立たない位置に置いてあります。ブラウザでページを開いたあと、スクロールしないと見えません。
(私:)
「このリンク、大切なリンクなのに、なんでこんな下に表示してるの?」
(若手デザイナー:)
「えっ、スクロールしないでも見えますよ」
彼は、自分が仕事で使っているディスプレイでページを開いて見せてくれました。
「ほら、きちんと見えるじゃないですか!?」
そりゃあ、見えるでしょう。
デザイナーが仕事に使う大きな画面のディスプレイだったら、スクロールしなくても見えますよ(^ ^;
デザイナーが、サイト制作に使用するディスプレイ。画面の型サイズはかなり大きいです。一般家庭用のパソコンのディスプレイに比べたら、だんぜん大きい。業務用なんだから、当たり前ですよね。
さて、ここで疑問が。
ネットに接続する全ての人が、デザイナーと同じように、大きなディスプレイでサイトを見られるでしょうか・・・?
型の古い、小さなディスプレイで見ている人。ノートパソコンの小さな画面で見ている人。
実際には、いろいろな環境で、そのページを見ている人がいる。
・・・その単純な事実を、その若いデザイナーは、考慮に入れていなかったわけです。
同じような問題は、ページ内のフォントサイズにも出てきます。
目を細めないと読めないような、ちっちゃなサイズのフォントがページにビッシリ・・・。
(私:)
「このフォントサイズだと、小さくないかい・・・??」
(若手デザイナー:)
「えっ?小さいですか??ボクには普通に読めますけど・・・?」
そりゃ、目が良い人なら読めるでしょう。20代前半の、若い人なら読めるでしょう(^ ^;
でも、50歳くらいの年配の方も、同じように読めるのでしょうか?視力って、年を取っても変わらないのでしょうか?
そんなこと、ありえないですよね。
世の中には、目が不自由で、メガネをかけている人だっている。ストレスなく読める文字サイズの大きさも、人によって異なるのです。
自分が見えているものが、世界の標準とは限らない
自分が見えているものが、世界の標準とは限らない。
自分が見えていても、他の人には見えないかもしれない。
頭では分かっているけど、ついつい忘れてしまいがちなことです。
とくに、Webはいろいろなマシンで表示できます。極端な例でいえば、携帯電話からアクセスすることもある。訪問者の視力によっても、見えるものは大きく変わってくる。
私たちの作るページには、さまざまな環境からアクセスしてくる人がいる。だからこそ、Webは多様性を持ち続けられるのです。
そのことを常に忘れず、訪問者の立場・気持ちになって、今年もサイト作りに励みましょう~!(^ ^)
年初めなので、今日はちょっとマジメな記事を書いてみました(笑)
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