ホームページ制作会社への「丸投げ」は失敗のもと
Web制作会社のお客さんには、「任せっきり」で仕事を依頼してくる方が少なからずいます。
「私は、インターネットのことは分かりませんから、プロの方にお任せしますよ」
そんな方は、たいていは会社案内のパンフレットや商品のチラシを数点ほどポーンと渡して、「これで適当に作ってください」・・・こんな感じです。
「プロに任せっきりにしておけば、問題無いだろう」
お金を払ってサイト制作を依頼するわけですから、そう思うのも、当然といえば当然ですね。
でも、仮に「丸投げ」の状態でサイト制作を外注したとして、そのサイトは商売として成功するでしょうか?
ホームページ制作を丸投げすれば、本当にラクなのか?
私の経験から言えば、答えは「NO」です。
制作業者に任せっきりでは、成功するWebサイトは、まず間違いなく作れません。
なぜか?
確かに、制作会社のスタッフは「Webサイト作り」にかけてはプロ(本職)です。
きちんとしたHTMLも書けるし、プログラマーを使って複雑な機能も開発できる。
それなりのデザインでページを作り上げる能力もあるでしょう。
しかしそんなことは、Webサイトを商業的に「成功」させるための条件のうちの、ほんの一部なんです。
仮に、架空のドラ焼き屋さん「ドラ屋」がWebサイトを作るとしましょう。
東京は神田辺りに店を構える、老舗のドラヤキ専門店。
この店のサイトを作るときに、制作担当者が「最低限知っておかねばならない」情報は何でしょうか?
たとえば、次のようなものが考えられます。
- 「ドラ屋」ならではのドラ焼き作りへのこだわり
- 店の歴史、伝統、今後の展望
- 菓子製造業界の中での「ドラ屋」の位置づけ
- 商売上の優位性、商売上の弱点
- 競合店
- 主な顧客層の動向と移り変わり
- ドラ焼きの種類と味のバリエーション
- ドラ焼きに関するウンチク
・・・そして最後に、これが一番大切です。「ドラ焼きへの熱い思い」
例え小さなお店であっても、その魅力をホームページ上で最大限にアピールするためには、さまざまな情報をシッカリと把握しておく必要があるんです。
そのような詳しい情報が、「部外者」であるWeb制作会社の人間にスグに把握できるでしょうか?
それなりの事情を抱えるドラ焼きビジネスの全貌が、パンフレットをパラパラとめくっただけで頭に入るものなのでしょうか?
たぶん、数ページのパンフレットだけでは、これだけ「深み」のある情報を読み取ることは至難のワザでしょう。
そもそも、制作会社のスタッフは「ドラ焼き」業界に関してはズブのシロウトなんです。
ものすごく大切なことなので、繰り返します。
制作会社のスタッフは、ドラ焼きビジネスに関してはズブのシロウトです。
このような状況で、もし、依頼主である店側が「ぜんぶ任せるから、店の情報は適当に載せておいてよ」というスタンスでサイト制作を依頼してきたら・・・?
最終的に損をするのは、依頼した店側です。
Web制作会社としては、パンフレットなど寄せ集めの情報でなんとかサイトを作り、納品さえしてしまえば、あとは「知ったことじゃあない」
ホームページからの売上までは、責任なんて持てませんから。
少し乱暴な言い方かもしれませんが、ホームページの請負制作というのは、ほとんどがそんな感じです。
Webサイトへの投資収益率を向上させることは、あなたの仕事
制作会社が請求してくる料金の内訳は、あくまでもHTMLコーディングやプログラム開発の費用・・・つまり「作業の手間賃」くらいに割り切ったほうがよいでしょう。
「こっちはカネを払ってるんだ。なんで、自分のほうがそこまで手間をかけなきゃいけないの?」
そう思うのも分かりますが、前述したように、Web制作会社は、あなたの業界については「ほとんどシロウト」というのが現実。
では、どうすれば、そのような事態に陥らずに済むのか?
とにかく、あなたの会社やお店、扱っている商品、競合他社に関して、思いつく限り、ありとあらゆる情報をホームページ制作会社に提供することです。
制作会社のディレクターがウンザリするくらい(笑)、あなたの商売、業界についての情報を伝える。
(実際は、多くの情報を提供すれば、ほとんどの制作者は喜ぶと思います)
「サイトの制作費として、50万円を投資した。その見返りはどのくらいになるんだろう?」
Webサイトへの投資に対する収益率は、実は、依頼主であるあなた次第!ともいえるんです。
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