たまにはルールを破って、ハミ出しちゃえ!?
一般論からすれば、ページをデザインするうえでの基本は、「整然」さでしょう。
ナビゲーションメニューは、一本の線に、ビシッと揃える。ロゴやナビゲーション、本文は、ビシッ、ビシッと、キレイに並べる。
でも、これは、あくまでも一般的な規範。絶対的なルールではありません。
なぜかというと、この逆もあるから。
時として、「ハミ出す」ことが、デザインに良い意味でのインパクトを付け加えることができるんです。
キリンビールもハミ出した!?
思い切って、デザインの一般ルールから逸脱してみる。
思い切って、大胆にハミ出してみる。
このような冒険的な考え方のデザインを取り入れているサイトの例として、キリン「ブラウマイスター」のサイトをご紹介しましょう。
「んっ?良くデザインされているけど、どこが大胆なの?」
はい。このページでは、パッと見ではあまり目立たない部分に、「粋」な表現が隠されています。
ページのいちばん左上のサイトIDロゴ「KIRIN」。そこから、そのまま真下に視線を移してみてください。
「KIRIN ブラウマイスター」のエンブレム・ロゴがバーンとレイアウトされていて、その下に、ナビゲーション・メニューが続きます。
このエンブレムの黄色いエリア、その「位置」を、注意深く観察してみてください。
上部の濃エンジ色の帯の上に、侵入しています。
ドカンと、遠慮なくまたいでいます。ハミ出していますよね。
「普通の」ページデザインのルール、常識的なデザインの先入観から考えると、こういう風にはデザイン要素は重ねないでしょう。
このページのデザイナーは、おそらく、このルールを意図的に、確信犯的に破っているのではないでしょうか。
「なんとなく」ではなく、ルールを破ることで生み出される効果を計算して、敢えて、このようなデザインにしていると思う。
この部分が上に「ハミ出す」だけで、ページ全体が、急にイキイキしてきます。「ハミ出し」が、良い意味での緊張感を生み出して、立体感、躍動感も出てきます。
このページを何気なく訪れた訪問者も、無意識のうちに「んっ??」と驚くはず。
本来なら大人しく定位置に置かれているはずの要素が、グイッと飛び出しているので、脳も意表を突かれるのです。
あえてハミ出すことで、訪問者の感覚の意表を突く!?
ちょっと想像してみてください。
仮に、この黄色い列が、エンジの帯に重ならずに、大人しく(?)配置されていたら、どうでしょう?
たぶん、平凡なページになると思います。可もなく不可もなく、印象に残らないデザイン。
確かに、整然とはします。礼儀正しいレイアウトになります。でも、ビジュアルとして、目に訴えてくるエネルギーが減ってしまうんですね。
本来ならハミ出すはずのないものを、わざとハミ出させてみる。マンネリ化している訪問者の視覚に、斬新なイメージをぶつけてあげる。
敢えてルールを破って、デザイン要素を大胆に配置することが、強烈なインパクトをもたらすこともあるのです。
※注意
毎度のことですが、この「ハミ出し」のテクニックも、やりすぎは禁物です。いたるところが「ハミ出している」と、逆に、それが普通になってしまって何の効果も出せなくなってしまいます。
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