「カッコイイ」ページの安直なマネは損!? - デザインの原理・原則
「うわぁ、このサイトのデザイン、カッコイイな~♪」
そんなサイトに出会うことがありませんか?
私はあります。最近では、次のようなサイトを、ドキドキしながら(笑)たまに見ています。
天才的なデザイナーのひらめき、創造力が生み出すWebデザインには、私のような凡人には決してマネできない圧倒的なパワーがあります。
すべての要素が新鮮で、しかもレイアウトも計算され尽くされている。
優れたデザインのWebサイトを見ることは、発想力、インスピレーションを鍛えるうえでもメチャクチャ重要です。
が、しかし。私の経験から、ひとつ気をつけたほうがよいポイントをご紹介しましょう。
クールなサイトを見つけたからといって、そのデザインをそのままマネすると損します
「うわあ、このサイトかっこいいな。オレのページも似たようなデザインにしよう!」
これ、私もホームページ作り初心者の頃には、よくやらかしました(^ ^;
マネしたくてウズウズする気持ちは、痛いほどよく分かります。
ところで。当時の私に、いちばん欠けていたものは何でしょうか??
そうです。
ホームページを作り始めた頃の私には、サイトをデザインするうえで無視することのできない考え方がスッポリと抜けていました。
その原則とは:「すべてのデザインには、理由と必然性がなければならない」
サイトをデザインするときには、表面的な「カッコよさ」を追求するよりも、もっと多くの大切なことを先に考えなければならないんです。
例えば:
■サイトのテーマ:
-お菓子屋なのか、趣味の書評のサイトなのか?
■サイトのターゲット層
-どのような趣味・嗜好を持つ人に来てもらいたいのか?
■競合サイトとの差別化
-他のサイトと見分けがつかず、埋もれてしまわないか?
■どうやってアクセスを稼ぐか?
-検索エンジンがクロールしやすい構成になっているか?
■使いやすさ
-どこに何があるのか分からず、嫌われてしまわないか?
ここに挙げたのは、ほんの一例。
デザインをするために「考えるべきこと」は、他にもたくさんあるはずですよね。
これだけいろいろな事を考えなくてはならないのに、「クールなデザインだから、このサイトをちょっとマネしてみよう」なんて余裕が果たして出てくるでしょうか?
例えば、「とらや」のサイトのデザインをマネしながら、サイトに「本当に来てほしいお客さん」の興味を引くことなんて、現実的にはかなり難しいと思います。
極端な例でいうと・・・
仮に、私が地元の工務店のサイトを作るとします。
で、そのトップページに、ニューヨークの建築デザイン・スタジオのような、クールなデザインを施したとする。
ここで、本質的な問題を考えて見ましょう。
そもそも、そのサイトを見にきてくれる「地元の」人たちは、そのデザインを気に入ってくれるでしょうか?
最先端のクールなデザインに、親近感や信頼感を抱いてくれるでしょうか?
私のサイトを通して、住宅の注文をしてくれるでしょうか??
私だったら、そんな効果は、これっぽっちも保証できません(^ ^;
もう、もったいぶらずに、結論を言っちゃいましょう。
クールなデザインを安直にマネするくらいなら、少しダサくてもよいから、「伝わりやすい」デザインを目指したほうがトクです。
何がトクかと言うと、サイトからの収益、つまりお金の入りが違ってくるんです。
誤解しないでいただきたいのですが・・・クールなデザインを追求すること自体が悪いというわけではありません。
問題なのは、本当に考えなければならない大切な目的を、ないがしろにしてしまうこと。
伝えるべきことも伝えずに、表面的な「デザイン」にばかりウツツを抜かしてしまう。
・・・これ、作り手の自尊心は満足させられるかもしれませんが、収益には最悪の影響を及ぼします。
とくに、ご自身の生計に直結するネットショップを運営している方。
この点、じゅうぶんに気をつけても損はないと思います。
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